樽見鉄道のものがたり
Photo by
Atsushi
Kobayashi
40年間大垣市を起点に走り続けてきた樽見鉄道。沿線の風景、駅ごとの思い出、支えてくださった皆さまの温もり—そのすべてが、私たちの原動力でした。今、地域の皆さまへの感謝の気持ちを胸に、新たな旅を出発させます。岐阜県出身の人気小説家・中村航が書き下ろす、樽見鉄道だけのオリジナル最新作を片手に、物語と現実が重なり合う、特別な樽見鉄道の旅へ。
40年間大垣市を起点に走り続けてきた樽見鉄道。沿線の風景、駅ごとの思い出、支えてくださった皆さまの温もり—そのすべてが、私たちの原動力でした。今、地域の皆さまへの感謝の気持ちを胸に、新たな旅を出発させます。岐阜県出身の人気小説家・中村航が書き下ろす、樽見鉄道だけのオリジナル最新作を片手に、物語と現実が重なり合う、特別な樽見鉄道の旅へ。
2つの要素が紡ぎ、織り成すのは「今までなかった、ローカル鉄道の旅」。ものがたりになぞり、あなた自身が体験する。
【しょうせつ れっしゃ】
樽見鉄道を舞台としたものがたり
「桜の約束」の主人公と同じ旅を、あなたも。
ディーゼル車のエンジン音、ガタンゴトンと揺れる車内、
車窓から見えるのどかで美しい景色、澄んだ空気、
その地で暮らす⼈々の営み。
主人公の悠作はこの地で何を思い、何を感じたのか。
ひとつのものがたりが導く、
ちいさな列車にゆられる旅をお楽しみください。
2025年8月1日〜販売開始
数量限定。中村航書き下ろしの樽見鉄道オリジナル小説の単行本(1冊入り)。
オリジナルポストカードが当たる!
※各種ノベルティはなくなり次第終了となります。 ご了承ください。
深沢悠作は名古屋で活動するフリーランスのデザイナー。
その日もデザイン案のボツを食らい、肩を落とす悠作のもとに恋人・真木彩香から「今から旅行に行こう」と連絡が入る。
言われるがまま悠作が連れてこられたのは彩香の故郷・岐阜県大垣市だった。
ここからレールバス“樽見鉄道”に乗り大垣市から本巣市根尾までを旅するというが、彩香は急な仕事でひとり名古屋へ帰ってしまう。
残された悠作はひとり、仕方なく樽見鉄道に乗り込むが —
仕事や結婚など30代男女のリアルな悩みと葛藤、
そして樽見鉄道沿線地域の情景を丁寧に描く、樽見鉄道のために書き下ろした中村航の新作小説。
樽見鉄道たるみてつどう
岐阜県の山あいを走る樽見鉄道は、旧国鉄の路線を引き継いで1984年に開業した第三セクターのローカル鉄道です。
大垣から樽見まで、全長34.5kmの道のりには、のどかな田園風景や四季折々の自然が広がります。特に春の淡墨桜は全国的にも有名で、桜のトンネルを走る列車は多くの人に愛されています。
地域住民とともに歩んできた歴史が息づく、あたたかみのある鉄道。
昨年2024年には開業40周年を迎えています。
中村 航なかむら こう
大垣市出身の小説家。
2002年「リレキショ」にて第39回文藝賞を受賞しデビュー。
ベストセラーとなった「100回泣くこと」ほか「デビクロくんと恋と魔法」、「トリガール!」など映像化作品多数。
アプリゲームがユーザー数全世界2000万人を突破したメディアミックスプロジェクト『BanG Dream!』のストーリー原案・作詞等幅広く手掛けており、若者への影響力も大きい。
2022年には大垣市「奥の細道むすびの地大垣」交流大使に委嘱。
小林 淳こばやし あつし
小説列車のために沿線の撮影を担当した、写真家。
1982年岐阜生まれ。建築士として企業に勤める傍ら、
2012年から⾵景や家族写真をメインとしたフリーランスフォトグラファーとして活動を開始。
2023年に写真家としての活動に注力するため『株式会社オフィスK』を設立し、
写真を活用した地方創生に関わる事業を展開。
地元民すら知らない絶景の掘り起こしと発信を得意とし、
代表作「月と岐阜城」が世界的なムーブメントに。
写真撮影にとどまらず、フォトイベントの企画運営や、
フォトツアー造成などの写真関連事業の実績多数。一級建築士。