昭和31年に国鉄樽見線が大垣駅-谷汲口駅間を走りはじめ、昭和33年には美濃神海駅までが開通しました。しかし昭和59年、この国鉄樽見線が廃線となることが決まります。
その後、この路線の存続を望むたくさんの人々のあたたかい応援のもと、第三セクターとして「樽見鉄道」が誕生したのです。さらに、地域のみなさんの願いよって路線は延長工事が進められ、平成元年、ついに樽見駅までの全線が開通しました。

大垣駅から樽見駅までの全長34.5kmには19の駅があり、商業施設や住宅が立ち並ぶまちの景色にはじまり、のどかな田んぼや畑、青く澄みわたる根尾川を見下ろす緑ゆたかな渓谷まで、車窓からはさまざまな景色が眺められます。また、春の桜や夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、季節のうつり変わりも楽しむことができます。

樽見鉄道は学生や会社員をはじめ、小さな子どもからお年寄りまで、まさに“地域住民の足”として親しまれてきました。近年は、観光列車「ねおがわ」のほか、「薬草列車」や「しし鍋列車」などの企画列車も運行し、県内外から訪れる多くのお客様にもご乗車いただいています。

いつもの景色の中を、みなさまを乗せて。これからも、小さな列車は走り続けます。

観光列車を見る

  • 昭和33年4月

    国鉄樽見線大垣~美濃神海(現・神海)間(24.0km)全線が開通

  • 昭和55年12月

    日本国有鉄道経営再建促進特別措置法(略称・国鉄再建法)公布

  • 昭和56年6月

    国鉄が樽見線を特定地方交通線に選定(第1次選定)

  • 昭和56年7月

    延長促進団体「樽見線促進期成同盟会」を特定地方交通線対策及び延長促進を図る団体

    「樽見線対策同盟会」に改組(県、沿線11市町村、5企業で構成)

  • 昭和56年9月

    運輸大臣が樽見線を特定地方交通線として承認

  • 昭和57年3月

    樽見線特定地方交通線対策協議会第1回会議を開催(法に基づき、代替輸送のあり方の検討に着手)

  • 昭和58年11月

    樽見線対策同盟会臨時総会において、地元市町村が第三セクター方式により鉄道を存続させることで意見集約

    樽見線特定地方交通線対策協議会第3回会議において、樽見線の代替輸送は第三セクターによる地方鉄道とすることで合意

    地方鉄道会社の設立、地方鉄道免許申請の準備を行うため、「樽見線運行対策準備会」を設立(地元市町村、住友セメントで組織)

  • 昭和58年12月

    樽見鉄道株式会社設立発起人会を開催

  • 昭和59年1月

    樽見線特定地方交通線対策協議会第4回会議において、樽見線の代替輸送計画を決定

    樽見鉄道株式会社創立総会を開催

  • 昭和59年2月

    樽見鉄道株式会社設立登記

  • 昭和59年10月

    地方鉄道運行開始

  • 昭和61年12月

    日本鉄道建設公団により、神海~樽見間の建設工事を再開

  • 昭和63年12月

    神海~樽見間の建設工事が完成

  • 平成元年3月

    神海~樽見間の一般運輸営業を開始

  • 平成2年8月

    大垣~樽見間でSL運転(1日機関士:秋山和慶氏、1日駅長:森口祐子氏)

  • 平成5年6月

    薬草列車の運転を開始

  • 平成6年5月

    ヘルシー列車の運転を開始

  • 平成6年10月

    開業10周年記念式典を開催(根尾村文化センターにて)

  • 平成7年11月

    本巣~樽見間の単線自動化工事が完成

  • 平成7年12月

    グルメ列車の運転を開始

  • 平成10年9月

    レールバス&鮎やな料理列車の運転を開始

  • 平成14年4月

    織部駅を開業

  • 平成15年12月

    しし鍋列車の運転を開始(グルメ列車の運行を廃止)

  • 平成18年3月

    住友大阪セメントの貨物輸送を廃止

  • 平成18年4月

    モレラ岐阜駅を開業

  • 平成21年2月

    二酸化炭素排出削減事業協定を締結

    「ECOフライデー300」の販売を開始

  • 平成22年9月

    「お楽しみきっぷ」の販売

  • 平成23年5月

    「運転体験講習会」を開始

  • 平成26年10月

    開業30周年

  • 平成27年4月

    大垣駅、本巣駅を除く各駅に市民駅長を委嘱

  • 平成29年11月

    観光列車「ねおがわ」の運転を開始